笑顔と学びの体験活動プロジェクトとは?
東京都教育委員会では、都内の公立学校を対象に多様な体験活動の機会を提供する「笑顔と学びの体験活動プロジェクト」に取り組んでいます。「協働して課題解決に取り組む体験」、「他者理解・共生社会につなげる体験」、「科学・先端技術等に触れて学ぶ体験」、「オリンピアン・パラリンピアン等の学校派遣」及び「芸術・文化に対する理解を深める体験」の5領域について、200を超える体験プログラムをメニュー化し、公立学校の約9割から申込みを受け付けました。子供たちの積極性や協調性、コミュニケーション力、他者理解、興味・関心、感性など、豊かな心の育成につながる体験を各学校で実施しています。
笑顔と学びの体験活動プロジェクト|東京都教育委員会ホームページ より
東京都こどもスマイルムーブメント主催の「meet up !」という交流会にて、お会いしたえほんインク様が上記プロジェクトに参画しており、対象の小学生向けのカリキュラムの作成と指導の依頼を受けて新宿区立津久戸小学校に出張授業を行いました。
新宿区立津久戸小学校とは?
津久戸小学校は今から120年前となる1904年に創立された、歴史のある公立小学校です。1945年には東京大空襲の影響で焼け野原になったそうですが、奇跡的にも焼けたのは一部だそうで、その時の情景が校歌の歌詞に使われているそうです。
今回の取り組みでは進学を控えた2年生の2クラスに授業を行うことになりました。
アクセス
JR、東京メトロの「飯田橋駅」から徒歩5分ほどの場所にあり、都会のアクセスの良さもありつつ、校庭は芝生で整備され、校舎内は木の温もりがありつつ大人でも広く感じるほど、スタイリッシュな作りになっていました。
デジタルとアナログが融合した初の試み
前置きが長くなりましたが、今回の取り組みでのテーマはデジタルとアナログの融合でした。(教育的なテーマは言語力の向上です。)
学校には生徒一人一人にタブレット端末が支給されていて、教室にはwifiの電波があり、大画面のタッチスクリーンとホワイトボード、えほんインク様のアバター絵本のソフトウェア。私たちの指導教具であるフラッシュカード、作文を主体としたプリントでのグループワーク。
これらのデジタルとアナログを融合させるには、カリキュラム作成で一番悩みましたが、当日は担任の先生、えほんインクさんをはじめとしたスタッフさんの補助のおかげで子どもたちも楽しんで授業を受けてくれました。
まずは気をつけ、礼の後、弊会代表理事の宮武とえほんインク様の担当より子どもたちに自己紹介。
フラッシュカードで子どもたちを惹きつけてからオリジナルアバター絵本の制作に入っていきました。
今回は昔話「うらしまたろう」の物語をモチーフに、主人公であるうらしまたろうを子どもたち自身でモンタージュしたアバターに変えて、物語のセリフをグループワークとして作文するという内容で、大人もびっくりするほどの集中力を見せてくれ、休憩なしの90分通しで展開していきました。
関係者の皆様、ありがとうございました。