東京都こどもスマイルムーブメント主催の「meet up !」という交流会にて、お会いしたえほんインク様が笑顔と学びの体験活動プロジェクトに参画しており、対象の小学生向けのカリキュラムの作成と指導の依頼を受けて文京区立指ヶ谷小学校に出張授業を行いました。
文京区立指ヶ谷小学校とは?
文京区立指ヶ谷小学校は、東京都文京区白山2丁目にある公立小学校です。1915年(大正4年)に創立され、100年以上の歴史があるとのこと。現在の校舎は2代目で、2017年に建て替えられています。
「知・徳・体」のバランスのとれた児童の育成を目指しており、特色ある教育活動を実践しておられます。
- 読書活動の推進: 全校児童が毎日読書をする「朝読書」や、図書室を活用した読書指導など、読書活動を推進
- 国際理解教育: 外国語指導助手(ALT)の先生との授業や、国際理解教育の授業を通して、国際感覚を養う
- 地域との連携: 地域の方々を講師に招いたり、地域のイベントに参加するなど、地域との連携を深める
これらの教育活動を通して、児童一人ひとりの個性を伸ばし、未来を生きる力を育んでいます。
今回の取り組みでは進学を控えた4年生の2クラスに授業を行うことになりました。
アクセス
都営三田線「白山」駅から徒歩10分ほどの所に位置し、白山通りという大通りから住宅街へ入った所に位置していて、ビルが多く立ち並ぶ大通りから感じる都会感はなく、開放感のある校庭と玄関が印象的でした。
デジタルとアナログが融合した初の試み
前置きが長くなりましたが、今回の取り組みでのテーマはデジタルとアナログの融合でした。(教育的なテーマは笑いと教育の融合です。)
学校には生徒一人一人にタブレット端末が支給されていて、教室にはwifiの電波があり、大画面のプロジェクタースクリーンと黒板、えほんインク様のアバター絵本のソフトウェア。私たちの笑いと教育、作文を主体としたプリントでのグループワーク。
これらのデジタルとアナログを融合させるには、カリキュラム作成で一番悩みましたが、当日は担任の先生、えほんインクさんをはじめとしたスタッフさんの補助のおかげで子どもたちも楽しんで授業を受けてくれました。
まずは気をつけ、礼の後、弊会代表理事の宮武とえほんインク様の担当より子どもたちに自己紹介。
アバターとは。デジタル技術が身近な生活の場で使用されている意外なシーンの紹介からオリジナルアバター絵本の制作に入っていきました。
冒頭の講師紹介で画面上でアバターとして登場してもらったポリスじろうさんには、絵本を印刷・加工している間に「テクノロジーのリスクについて」と題して、デジタルやインターネットが当たり前の社会生活に潜むリスクをポリスじろうさんの家庭で起きたリアルな体験を元に、ネタ風のスライドショーで紹介してもらいました。
なんと!ありがたいことに、担任の先生にもアフレコでご協力いただけることになり、子どもたちは興味津々。普段見ない先生の一面とのギャップもあり、とてもメリハリのある講義となりました。
まさに笑いと教育が融合した瞬間であったと感じました。(おふざけの笑いではなく、ユーモアのある笑い)
今回の昔話「うらしまたろう」の物語をモチーフに、主人公であるうらしまたろうを子どもたち自身でモンタージュしたアバターに変えて、物語のセリフをグループワークとして作文するという内容で、自分がうらしまたろうだったら? 乙姫様だったら? カメさんだったら? と登場人物になりきったらどんなセリフを言いますか?という視点で指導を進めていきました。
発表の時には大人たちもびっくりの子どもたちならではの笑いのセンスを発揮してくれ、改めて子どもの持つ想像力の豊かさを感じました。
最後に、えほんインク様の用意したタブレットを使用して、オリジナル絵本のイラストを画面上で動かす、AR体験をして、授業は終了。コンテンツが盛り沢山の充実した授業となりました!
関係者の皆様、ありがとうございました。